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  • ー解体工事の撤去作業がわかる:流れ・注意点・仕事の魅力(求人にも役立つ基礎知識)ー

ー解体工事の撤去作業がわかる:流れ・注意点・仕事の魅力(求人にも役立つ基礎知識)ー

解体工事における「撤去作業」とは何か

建物を壊す、と聞くと重機で一気に解体する場面を想像しがちですが、現場では「撤去作業」がとても重要です。撤去作業とは、解体の前後に発生する不要物を取り外し、運び出し、適切に分別して処理する一連の作業のこと。内装材や設備、配線、配管、庭まわりの構造物など対象は幅広く、手作業の比率も高めです。撤去を丁寧に行うほど、解体が安全に進み、廃材の分別精度も上がり、近隣トラブルのリスクも下がります。初心者の方は「壊す前に外す」「壊した後に片づける」と覚えると理解しやすいです。

ここからは、撤去作業がどの工程で登場するのかを、現場の流れに沿って整理します。

撤去作業が必要になる主な場面

撤去作業は、解体の前準備と解体後の片づけの両方に関わります。代表的なのは、室内の建具や什器、衛生設備などの取り外し、屋外のフェンスや物置の撤去、解体後に残る木くずや金属くずの回収などです。建物の種類によっては断熱材や石こうボード、配線類が多く、分別も複雑になります。撤去を雑に進めると、混合廃棄物が増えて処理が大変になり、現場の動線も乱れます。撤去は「解体の品質を左右する基礎作業」と捉えるのがポイントです。

解体と撤去の違いをざっくり理解する

解体は建物本体を壊して形をなくす工程、撤去は不要物を取り外して運び出す工程です。たとえば、内装解体では壁や天井をはがす前に照明器具や空調機器を外す必要があります。外した機器は素材ごとに分別し、搬出経路の養生も行います。解体と撤去をセットで考えると、現場の段取りが見えやすくなります。求人目線では、撤去は未経験者が入りやすく、現場の基本を学びやすい入り口になりやすい分野です。

撤去作業の基本的な流れと段取り

撤去作業は「安全確保→取り外し→分別→搬出→清掃」の順に組み立てるとスムーズです。作業前に危険箇所や作業範囲を共有し、動線を確保してから取り外しに入ります。外したものはその場で分別し、置き場を決めて仮置きし、タイミングを見て搬出します。最後に飛散物や釘などを拾い、次工程が安全に回る状態に整えます。撤去はスピードだけでなく「次の人が作業しやすい状態にする」意識が大切です。

以下では、各工程で何を意識すべきかを具体的に見ていきます。

安全確保と養生が最初の仕事

撤去作業の最初は安全確保です。段差や開口部、ガラス片、飛び出たビスは転倒や切創の原因になります。作業前に危険箇所を確認し、立入範囲を明確にします。搬出経路には養生を行い、壁や床の傷、粉じんの拡散を抑えます。養生が甘いと清掃や補修が増え、工期が押すこともあります。未経験でも取り組みやすい一方で、丁寧さが出る工程なので信頼を得やすいです。

取り外しは「壊さず外す」が基本

撤去は乱暴に壊すのではなく、固定方法を見極めて外すのが基本です。ネジ留め、金具、接着などで手順が変わります。無理に力を入れると破損だけでなくケガにもつながります。分からないときは、先輩に「どこが固定点ですか」と聞ける人ほど上達が早いです。段取りを覚えると、同じ現場でも作業がどんどん楽になります。

分別と搬出で差がつくポイント

撤去作業の価値が最も出やすいのが分別と搬出です。分別がうまくいくと、置き場が整い重機作業の邪魔になりません。逆に混在が増えると、分け直しの時間が発生し、危険物の混入リスクも上がります。搬出は力仕事のイメージがありますが、実際は「運びやすくまとめる」「通路を塞がない」「積み込みの順番を考える」など、頭を使う要素が多い工程です。

ここでは、初心者がつまずきやすい点を中心にコツを整理します。

よくある分別の基本カテゴリ

分別は現場や地域のルールに合わせますが、基本の考え方は共通です。代表的には、木くず、金属くず、コンクリートがら、プラスチック類、紙・石こう系、混合になりやすいもの、といった分類で考えます。迷いやすいのは複合材や汚れの強いものです。判断に迷ったら、勝手に混ぜずに保留置き場を作り、確認してから分けるのが安全です。分別の精度は片づけスピードにも直結するため、早い段階で癖づけると強みになります。

搬出は「まとめ方」と「声かけ」が重要

搬出では、重量物をいきなり持ち上げないことが大切です。台車やバンドなどを使い、運搬を仕組み化します。角材は同じ長さでそろえる、金属は束ねる、袋ものは口を縛って積みやすくするなど、まとめ方で効率が変わります。また、搬出時は周囲への声かけが欠かせません。通路でのすれ違い、積み込み中の死角など、事故の芽は日常の動きに潜みます。

撤去作業で起こりやすいトラブルと対策

撤去作業は細かな動きが多いぶん、トラブルも起きやすい工程です。代表例は、粉じんや騒音による近隣クレーム、搬出中の接触事故、廃材の誤分別、釘やガラスによるケガなど。多くは「前もって想定しておく」「現場を整える」「無理をしない」で防げます。特に未経験者ほど、スピードを意識しすぎて周囲が見えなくなることがあります。安全は成果の一部なので、落ち着いて確認する習慣が大切です。

次に、具体的な対策を場面別にまとめます。

粉じん・騒音への配慮

撤去では、壁材や断熱材などで粉じんが出やすくなります。作業前に開口部の扱いを決め、必要に応じて散水や集じんの工夫をします。搬出時は廃材を投げずに置く、床に落とすときは衝撃を抑えるなど、音の出し方にも配慮します。こうした配慮は近隣との関係を守り、現場の印象を良くします。

ケガを防ぐための基本動作

撤去現場で多いケガは、切創、打撲、腰痛です。釘が見える方向に手を入れない、ガラスが混ざる可能性がある場所は先に確認する、持ち上げる前に足場を整える、腰ではなく脚で持ち上げる、といった基本を徹底します。無理に一人で運ばず、二人で持つ、道具を使う判断も大切です。安全に配慮できる人は、現場で信頼され任される範囲も広がりやすいです。

求人目線:撤去作業の仕事の魅力と向いている人

解体工事の求人で未経験歓迎が多いのは、覚える順番がはっきりしているからです。撤去作業は、安全、段取り、道具の使い方、分別の考え方など、基礎スキルが一通り身につきます。慣れてくると、内装撤去の段取り役や搬出のまとめ役など、責任あるポジションにもつながります。体を動かす仕事が好きな方はもちろん、整理整頓が得意な方、チームで動くのが好きな方にも向いています。

最後に、応募前に知っておくと安心なポイントをまとめます。

未経験から成長しやすい理由

撤去は手順が比較的見えやすく、先輩の動きを真似しながら学べます。最初は養生、清掃、分別の補助などから入ることが多く、危険度の高い作業をいきなり任されにくい点も安心材料です。分別や搬出のコツは繰り返しで身につくため、素直に吸収できる人ほど伸びます。現場では報告・連絡・相談が安全につながるので、声を出せる人は評価されやすいです。

向いている人の特徴と働き方のイメージ

向いているのは、周囲を見て動ける人、片づけが苦にならない人、ルールを守れる人です。撤去は周りとタイミングを合わせる場面が多いので、協調性が力になります。働き方のイメージとしては、朝に段取りを確認し、午前は取り外しと分別、午後は搬出と清掃、といった形で進むことが多いです。終わった場所から次の工程へつなぐ意識を持つと、現場全体が気持ちよく回ります。

2026.02.16