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  • ー解体工事のリサイクルがわかる:分別の基本・現場の工夫・仕事の魅力(求人にも役立つ)ー

ー解体工事のリサイクルがわかる:分別の基本・現場の工夫・仕事の魅力(求人にも役立つ)ー

解体工事で「リサイクル」が重要になる理由

解体工事は、建物を取り壊すだけでなく、大量の廃材を扱う仕事です。ここで欠かせないのが「リサイクル」の考え方。リサイクルとは、廃材を原料として再資源化し、次の製品や資材に生まれ変わらせることです。現場でリサイクルが進むほど、廃棄物の量が減り、処理の負担も軽くなります。さらに、分別が徹底されると現場が散らかりにくくなり、通路が確保されて安全性も上がります。初心者の方は「解体=ゴミ処理」ではなく、「解体=素材を回収する現場」でもある、と捉えると理解が早いです。

ここからは、リサイクルが現場の流れにどう組み込まれているのか、まず全体像をつかんでいきます。

リユースとリサイクルの違いを整理

似た言葉にリユースがありますが、意味は少し違います。リユースは建具や部材などを「そのまま再使用」する考え方で、傷めずに取り外す丁寧さが必要です。一方、リサイクルは木材・金属・コンクリートなどを「素材として回収」し、加工して再資源化します。解体現場では、リユース対象は丁寧に外し、リサイクル対象は素材ごとに分けて回収する、という役割分担になります。どちらも共通して大事なのは「混ぜない」ことです。

リサイクルの精度が現場の安全を左右する

リサイクルがうまい現場は、分別ルールが整っていて、廃材置き場もきれいです。すると足元が安全になり、重機も動きやすく、事故が減ります。逆に混合が増えると、置き場が崩れ、踏み抜きや転倒のリスクが上がります。つまりリサイクルは環境のためだけではなく、現場の安全管理そのものでもあります。求人目線でも、分別や片づけが丁寧な人は高く評価されやすいです。

解体現場のリサイクルは「分別」がすべて

リサイクルの成否を決めるのは、最終的には分別です。解体で出る廃材は種類が多く、混ざった状態でまとめてしまうと、再資源化が難しくなります。だから現場では、撤去の段階から「その場で分ける」段取りを組みます。分別の基本は、素材が単純なものほど再資源化しやすい、という考え方です。未経験者は最初、判断に迷うことが多いですが、迷ったら混ぜない、保留にして確認する、これだけで失敗が減ります。

ここでは、初心者が押さえやすい分別の考え方と、現場の動き方を具体化します。

分別の基本カテゴリをざっくり覚える

分別の呼び方は現場や地域で多少異なりますが、考え方は共通です。ざっくり押さえるなら、次の分類が入口になります。
・木くず(角材、合板など)
・金属くず(鉄、アルミなど)
・コンクリートがら(基礎、土間など)
・プラスチック類(配管や樹脂部材など)
・紙系・ボード系(石こうボードなど)
・混合になりやすいもの(複合材、汚れの強いもの)
最初は「これはどれに近いか」で判断し、確信が持てないものは保留に回すのが安全です。

「その場分別」を実現する置き場づくり

分別は意識だけでは続きません。続けるには置き場と動線が必要です。現場では、木材置き場、金属置き場などを最初に決め、搬出経路を塞がない配置にします。さらに、袋や束ね方を統一すると、積み込みが早くなり、置き場も崩れにくくなります。分別が上手い現場ほど、作業が止まりにくく、チーム全体が動きやすくなります。未経験でも置き場を整える行動はすぐできるので、評価につながりやすいポイントです。

リサイクルされやすい廃材と、扱いのコツ

解体工事で出る廃材のうち、リサイクルにつながりやすいものには共通点があります。それは「素材がはっきりしている」「汚れや混在が少ない」「サイズが運びやすく整えられる」です。金属類は分別しやすく、回収ルートが確立していることが多いので代表的です。コンクリートがらも異物が少なければ扱いやすく、木材も分別とまとめ方次第で作業効率が変わります。一方で、複合材や汚れの強いものは手間が増えるため、最初から混ぜない段取りが重要です。

ここでは、現場で差がつく扱い方のコツをまとめます。

搬出・積み込みをラクにする「まとめ方」

リサイクルは回収して終わりではなく、運びやすい形に整えるところまでが現場の仕事です。木材は長さをそろえて積む、金属は束ねる、袋ものは口を縛って形を安定させる、といった工夫で一気に効率が上がります。さらに、置き場に高さを出しすぎない、崩れやすいものは下に置くなど、安全面の工夫も必要です。まとめ方が上手い人は、体力負担も減り、ケガのリスクも下げられます。

混入を防ぐための「迷ったら保留」ルール

初心者がやりがちなのが、判断に迷ってとりあえず混ぜてしまうことです。混入が増えると再資源化の邪魔になり、後で分け直しが発生して工期にも影響します。そこで有効なのが「保留置き場」を作る方法です。迷うものは一旦そこに集め、経験者に確認してから分けます。これは現場の手戻りを減らすだけでなく、安全にもつながるルールです。分別に不安がある人ほど、確認する習慣を早めに身につけると強みになります。

求人目線:リサイクル意識がある現場で働くメリット

解体工事の求人で「リサイクルに力を入れている」と書かれている現場は、分別や清掃、安全管理がルール化されていることが多いです。そうした現場は、未経験者でも動きやすく、仕事を覚える順番も明確になりやすい傾向があります。また、リサイクルを前提にした現場では、片づけ力や段取り力がそのまま評価につながります。力仕事だけでなく、整理整頓やチーム連携が得意な人も活躍しやすいのが特徴です。

最後に、応募前に知っておくと安心なポイントを整理します。

未経験でも評価されやすい行動

未経験でもすぐできて、現場で評価されやすい行動は次の通りです。
・置き場を崩さないように整える
・通路を塞がないように先回りして片づける
・危険物(釘、ガラスなど)を見つけたら声を出す
・分別に迷ったら保留にして確認する
・作業の区切りで簡単に清掃する
これらはスピードよりも安全と品質につながるため、現場で信頼を得やすい動きです。

求人選びでチェックしたいポイント

求人を選ぶときは、給与や勤務条件だけでなく、現場の進め方が自分に合うかを見ておくと安心です。チェック項目を挙げます。
・分別・安全のルールが明記されているか
・教育や指示出しの体制があるか
・現場が複数人で回っているか
・撤去、搬出、分別など幅広く経験できるか
・片づけや整理整頓を大切にしている雰囲気があるか
リサイクルを重視する現場は、長く続けやすく、基本が身につきやすい傾向があります。

2026.02.27